“金太郎”の由来〜身体堅固・出世祈願・無病息災


熊と相撲を取ったり巨鯉をつかまえたりといった、朗らかで逞しい逸話でお馴染みの金太郎です が、そんな金太郎は何時どのようにして生まれたのでしょうか。

そのモデルとなったと言われる人物が平安時代の武士坂田公時(さかたのきんとき)です。公時は、 平安中期の武将源頼光(みなもとのよりみつ)(948-1021)の四天王として仕えた人物で、酒呑童子(しゅて んどうじ)退治の伝説で知られます。

江戸時代になってから、浄瑠璃(じょうるり)などで公時が主人公の物語が上演されるようになり、 その際公時の幼少時代として腕白な金太郎が考え出されました。当初は「怪童丸(かいどうまる) 呼ばれていたようです。やがて公時よりも子供時代の金太郎の方が有名になりました。

金太郎は絵画に描かれる際は普通赤い肌に描かれます。そのわけは江戸時代に疱瘡(ほうそう〜 今で言う天然痘)が流行し、疱瘡には朱色が効く、とされていた為です。昔の人々は現代人以上に病 気平癒が重大な関心事だったのです。金太郎の真っ赤な肌は、子供の無病息災を願い描か れてきました。他に疱瘡除けとしては、鍾馗さまを朱色一色で描いた「朱描き鍾馗」などがあり、い ずれも無病息災、身体堅固を願い描かれています。
いわき絵のぼり師 辰昇(しんしょう)

鯉に金太郎室内幟/いわき絵のぼり
鯉に金太郎室内幟

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