“神武天皇”の由来 〜成功祈願・好機到来

●神武天皇(じんむてんのう)は、日本で初代の天皇とされています。720年に完成した日本初の歴史
書「日本書紀」には、はるか昔の神話の時代から、第41代持統天皇の時代までの出来事が記述
されており、そこで日本初の天皇として神武天皇の物語が出てきます。
●それによると神武天皇がまだ天皇になる前、天下統一の為に東征していた時、神武天皇の軍が
窮地に陥りました。すると、手に持っていた弓の先に金鵄(きんし)(金色に光り輝くとび)が舞い降り、敵軍
がまぶしさに目をくらませている間に形勢は逆転し、勝利を治めました。そして紀元前660年、天下
を平定した神武天皇は初代の天皇に即位しました。
●この物語は戦前戦後までは、広く一般になじみのあった神話で、江戸時代の浮世絵や日本画な
どにも描かれている他、絵のぼりや凧、人形などあらゆるものでおなじみの画題でした。ただし戦
前〜戦中には国威高揚の意味で多く描かれたようで、その反動から戦後描かれる機会の減った
珍しい図柄のひとつと言えそうです。
●絵に込められた意味は「好機到来」「成功」という、おめでたい図柄です。
いわき絵のぼり師 辰昇(しんしょう)
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