“神武天皇”の由来〜成功祈願・好機到来


神武天皇(じんむてんのう)は、日本で初代の天皇とされています。720年に完成した日本初の歴史 「日本書紀」には、はるか昔の神話の時代から、第41代持統天皇の時代までの出来事が記述 されており、そこで日本初の天皇として神武天皇の物語が出てきます。

それによると神武天皇がまだ天皇になる前、天下統一の為に東征していた時、神武天皇の軍が 窮地に陥りました。すると、手に持っていた弓の先に金鵄(きんし)(金色に光り輝くとび)が舞い降り、敵軍 がまぶしさに目をくらませている間に形勢は逆転し、勝利を治めました。そして紀元前660年、天下 を平定した神武天皇は初代の天皇に即位しました。

この物語は戦前戦後までは、広く一般になじみのあった神話で、江戸時代の浮世絵や日本画な どにも描かれている他、絵のぼりや凧、人形などあらゆるものでおなじみの画題でした。ただし戦 前〜戦中には国威高揚の意味で多く描かれたようで、その反動から戦後描かれる機会の減った 珍しい図柄のひとつと言えそうです。

絵に込められた意味は「好機到来」「成功」という、おめでたい図柄です。
いわき絵のぼり師 辰昇(しんしょう)

神武天皇幟/近藤辰治作
手拭よろい紺匂威/絵のぼり師の絵てぬぐい
手拭よろい紅裾松葉威/絵のぼり師の絵てぬぐい
手拭“よろい紺匂威”
手拭“よろい紅裾松葉威”

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