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| ●武者のぼりの起源は、「戦国武将の旗指物」にあるとされます。室町時代末期の武
家社会には「家紋を染め抜いたのぼり旗」を端午節句に飾る風習があったようです。
武家の風習を庶民が真似、端午の節句に武者のぼりを全国各地で立てるようになり
ました。
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東都歳時記-端午市井図 天保9年(1838年)
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●武家の幟は「家紋のみ」が普通で絵が描いてあるものは少なく、それに比べ庶民の
幟は「鍾馗、金太郎、武者絵」等が描かれ、お祭りの賑わう雰囲気を一層引き立てまし
た。手描きののぼり旗が町中に飾られた景観はさぞ見事だった事でしょう。
幟に描かれる図柄は、大人が子供に「幸せな人生を送ってほしい」という願いを
込めたものであり、「願いが天にのぼり通じるよう」に細長い幟旗に描いた、心願成就
のための用具だったようです。江戸時代以降の太平の世になると、武者のぼりの文化
が本格的に華を開きます。
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葛飾北斎「五月の景」 文化2年(1805年)頃の、幟が飾られた町の景観



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