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木綿の下地作り 下地

@色がにじまない状態にするため木綿全体に糊付 け等の下処理をします。
ここから家紋を入れ仕上げるまで一週間以上かか ります。
大豆を一晩水につけ、ふやかせるふやけた大豆をすり潰し作った豆汁(ごじる)
粉状の顔料に豆汁を加え絵の具を作る使う色の数だけ事前に容器に絵の具を作る
豆汁(ごじる)

A顔料(絵具)は粉状で、接着力があり ません。そこへ大豆をふやかせて作っ た豆汁(ごじる)を加えると、定着力が出ま す。
顔料の特徴としては、染料と比べ発色 が鮮やかで日焼けに強い点がありま す。現代では優れた液状絵具もあります が、昔と同じ製法で描きます。


下絵を下からライトで照らし、描き写す 下描き

B木綿の下に下絵を敷き、薄墨で描き写します。
新しい図柄を作る場合は、まず十分の一のサイズで 小下図を描き、デザインを煮詰めてから等倍の下絵 を作成します。


下塗り(表)
下塗り(裏)
下塗り

C暖色系〜寒色系の順に下塗りをします。
外に飾るのぼりは表裏両面から見る為、両面それぞれに 色を挿します。表裏で図柄がずれないよう、ライトを下か ら当てて描きます。
色挿しは刷り込み刷毛、ぼたん刷毛といわれるものを、 使う色数だけ用意します。一本の刷毛で複数の色を使用 すると、色が濁ってしまうので厳禁です。


下塗りに上塗りの色を加え鮮やかな色彩に 上塗り

D下塗りをしたら乾かします。その後橙色の上に濃 い朱色を挿したり、黄色の部分に薄い朱で陰影をつ けるなどの上塗りをし、鮮やかな色彩に仕上げてい きます。この段階では墨の部分は彩色しません。


輪郭線でくくる 輪郭線

E輪郭線を描きます。顔や手などは繊細に、衣服は 強弱をつけ大胆に描きます。絵の出来映えはこの作 業で決定すると言っても過言ではありません。輪郭 線が生き生きとしていれば成功です。


墨の部分を描いた後、模様を描く
墨描き〜模様

F輪郭線を残す彫り塗りの技法で墨を挿します。そ の後、衣服や鎧の模様を描きこみます。最後に作品 全体のバランスを見て修正し、図柄部分の完成で す。その後色落ち処理として全体に豆汁を噴霧し、 乾燥させます。


家紋入れ(途中)家紋入れ(仕上がり) 家紋入れ

G家紋の入る作品の場合は、家 紋を描き完成です。失敗の許さ れない箇所なので、慎重に作業 します。
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