〒971-8182 いわき市泉町滝尻字根ノ町73
宇治川の先陣争いは、平安時代末期の有名な逸話のひとつです。
それは、元暦元年(1184年)、後白河法皇から
義経軍が宇治川に到着した際、宇治橋は義仲軍によって壊され、渡るのが困難でした。 また、川を渡ろうとしても、対岸には義仲軍が待ち構え、矢を放ってくる状況でした。
この状況で、「我が先陣を切って川を渡る」と名乗り出たのは、梶原景季と佐々木高綱の二人でした。
佐々木は白馬に、梶原は黒馬に乗っていました。
実は以前この二人には白い名馬生月を巡って争った過去があります。
白馬の生月は佐々木に与えられ、梶原は黒馬磨墨を手に入れていました。
佐々木と梶原は宇治川に飛び込み、対岸へ渡る決意を持っていました。
最初は梶原が先行していましたが、その際、佐々木は梶原に声をかけ、「梶原どの、この大事に馬の腹帯が緩んでいるぞ」と親切を装い忠告しました。
それを聞いた梶原が腹帯を確認している隙をみて、佐々木は宇治川を渡り切り、敵軍へ先陣を果たしました。
いわき絵のぼりの「宇治川先陣争い」は、佐々木が梶原を追い抜いた場面を描いています。 そのため、この図柄には、競争に打ち勝つという意味や、社会の厳しさを教える教訓話の側面があり、長い間人々に親しまれています。
いわき絵のぼり吉田 絵師辰昇
→Wikipedia宇治川の戦いのページを見る
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投稿が遅くなってしまいましたが、
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先日いわき絵幟の辰昇先生の工房見学をさせていただきました。お忙しい中有難う御座いました。
絵幟の歴史を堪能出来る空間でした。
中でもやっぱり先生の作る鍾馗幟旗は生で見ると迫力がヤバかったです。
生で見なきゃもったいないです!
→続く@ pic.twitter.com/Xiqx2eWxw1
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江戸時代以降、節句幟(武者のぼり)の人気の画題となり、男児の健やかな成長を願って端午の節句に飾られるようになりました。#いわき絵のぼり#端午の節句 pic.twitter.com/y10zhQ73bB