初代絵のぼり師 近藤辰治
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初代絵のぼり師、近藤辰治の描いた作品です。※すべて非売品

絵のぼり熊に金太郎辰治画
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絵のぼり鍾馗辰治画
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絵のぼり辰治画
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絵のぼり辰治画
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絵のぼり鬼と鍾馗辰治画
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絵のぼり神功皇后辰治画
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絵のぼり神武天皇辰治画
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初代絵のぼり師 近藤辰治
私の曽祖父で初代の絵のぼり師、近藤辰治(1880-1961)は生涯現役で絵のぼりを描いていました。「生きるが ごとくの幟を描く」と称された佐藤周吉という方や、古川銀蔵という方に習っていたそうです。
おそらく当時の絵のぼり職人にきつい師弟関係の縛りはなく、自由 に好きな師匠の所に習いにいけたのかもしれません。独立後はい わき市平字大舘の工房で、基本的に全ての作業を一人で行ってい ました。

草稿龍と波宝珠
また「矢羽根」という、棟上式(上棟式)の時に奉納する鶴亀図な どの制作も手がけており、私も今後手がけていく予定です。
曽祖父の絵は、木綿に刷毛で描いたとは思えないほど線が生きて いて、明治〜大正期の職人の水準の高さを感じます。相当丹念 に描かれている様に見えますが、近くで見ると描き込みは少なく、省 略の上手さと描く速さを感じます。いつかこの域に達したいもので す。
仕事に対するこんなエピソードが残っています。忙しい時には食卓 の傍にまで筆と硯を置き、図柄を思いつくと、食事を中断して草稿を 描いたそうです。いい絵を描く、という事がそのまま生活の基盤につ ながっていた時代ならではのエピソードでしょう。
研究熱心で、他の職人の描いた絵のぼりを見るために、子供を連 れてあちこち歩きまわっていたそうです(その子供が後の二代目宇 佐美しずえ)。

和紙に描かれた絵のぼりの下絵です。全長およそ2m
あります。痛みが激しいため、現在は新しく描き写した
ものを使用しています。

諸葛孔明の絵のぼりの下絵です。他に「黄石公と張良」など、
現在では描かれなくなった図柄が結構あります。また今となっ
ては、何の図柄なのか不明な下絵が多くあります。


これが近藤辰治の絵のぼりの印です。いわき市在住の方はお宅にあ 古い絵のぼりを蔵から出してみてください。曽祖父の作品かもしれ ません。民画ですから価値が出るという性質の物ではありませんが、大 事に保管していただけると嬉しいです。また曽祖父の物でなくても、江戸 〜大正期のいわき絵のぼりは現存する数が少ないので、処分せずぜひ 後世に伝えてください。


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