絵のぼり放射線量ほか、東日本大震災関連
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絵のぼり放射線量/安全性を確認済みです

・東京電力福島第一原子力発電所事故の影響は東日本の広範囲に及び、特に福島県は 甚大な被害を受けました。また観光業をはじめ日本全国に影響は及んでおり、被害を受 けた皆様には謹んでお見舞いを申し上げます。

・当工房所在地(第一原発から南南西約55km)は、空間線量が極端に上昇した地区では ございませんが、原発事故を過小評価しない視点を心がけ制作しております。
各種測定結果は、以下のようになっておりますのでご参照ください。

・暫定基準値ではない本来の基準値を、すべて下回っております。
 ・絵のぼりの放射線量 = 平均0.01Bq/cm2
   ※法令限度 ( 暫定基準ではない元来のもの ) = 4Bq/cm2
 ・工房地区土壌濃度(セシウム137) = 1万Bq/m2以下(文科省発表/2011年3月〜)
   参考:チェルノブイリ原発事故に伴い設定された最小の第4区分 = 3万7千Bq/cm2
 ・工房地区屋外1m空間線量 = 0.08-0.15μSv/hほど(自治体発表/2011年5月〜)
   ※環境省の除染基準 = 年間1mSv ( 0.23μSv/h )
  ・工房住所 : 福島県いわき市泉町滝尻字根ノ町73

△放射線量測定結果報告書
・当工房の絵のぼりの放射線量測定結果は、
 最大値 0.08Bq/cm2
 最小値 0.00Bq/cm2
 測定値(相加平均) 0.01Bq/cm2

・暫定基準ではない元来の法令限度
 「4Bq/cm2」を 下回っており、
 安全性が確認されています。

・測定器/富士電機株式会社製NHJ21141-YYYYY-S
・測定場所/いわき市環境監視センター
・測定日時/2011年12月7日
△文科省航空モニタリングマップ(Cs-137)
△文科省航空モニタリングマップ工房付近(Cs-137)
「工房屋内の線量」動画を拡大して観る
「工房屋外の線量」動画を拡大して観る
※動画では簡易GM管のため、実際より高めに表示されています。
○全工程を屋内で作業。※「生地の屋外乾燥(夏季)」を屋内自然乾燥に切り替え。
材料仕入先 木綿生地/仙台 ・染色用品、顔料等/京都、神奈川
 ・遠野和紙(額装、軸装用)は数年前に漉かれたもので、室内の引き出しに保管
○制作道具類は使用の度に洗浄。
○小物製品(手拭など)は屋内で袋に入れ衣装ケース内に保管。
○製品用箱類は押入、引出、棚等へ布で覆ったうえで保管。
・今後とも安全性を心がけた制作を行ってまいりますので、宜しくお願いいたします。
東日本大震災で工房は大規模半壊

・東日本大震災がもたらした衝撃は、甚大なものでした。
2011年3、4月の地震で当工房は大規模半壊に(計3回の震度6)。
すぐ近くの沿岸部も津波で壊滅状態。たくさんの尊い命が犠牲となりました。
また原発事故発生を受け、3月に自主避難。

・震災が端午節句シーズンと重なり前例のない危機となりましたが、当初危惧したよりも当地 区の放射線量が低い事を確認し、仕事を再開。
2011年8月に工房の補修工事が完了いたしました。
自宅の地震被害
自宅庭
工房一階床亀裂
工房壁面傾斜
成長祈願としての絵のぼり(節句幟)文化

・端午節句祝いとしての絵のぼり(節句幟)は、江戸初期から庶民が全国で行ってきた文化です。
日本は戦乱のない太平の江戸期でも、天災が繰り返されてきたそうです。
「厄除け」「身体堅固」など子供の幸せを絵柄に託す絵のぼり文化が根付いた理由は、そんな 風土にも関係があるのかもしれません。
絵のぼりは男児誕生を神に知らせる「依り代」として、戦前まで盛んに立てられました。

・ここ福島県では現在まで絵師による幟制作が続けられています。
それは近代化など時代の波に飲まれながらも制作を続けた先人の努力であると同時に、子供の 幸せを願う親の気持ちが不変だった証しなのだと思います。
・曽祖父近藤辰治が、
戦時下物資不足のため
新聞紙に描いた「鶴亀」
の草稿
・絵のぼりは現代日本画には見られなくなった、線描を骨格とした古典画です。
男児の節句祝いに古典的な絵のぼりを飾る事が、先人の歴史に親しむきっかけになっても らえれば嬉しく思います

・地震、津波、放射能など、現代日本は一人一人が歴史に学ぶべき時代に入っているようです。
先人に学ぶことが、きっと新しい時代に繋がっていくのだと思います。

・最後に改めまして、東日本大震災により犠牲になられた方々のご冥福と、
被災された皆様に一日も早く平穏な日々が戻られますよう、心よりお祈り申し上げます。

いわき絵のぼり師 辰昇(しんしょう)

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