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手描き武者のぼり制作いわき絵のぼり吉田 三代目絵師辰昇

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13.寺子屋図-筒描きによる小旗(まねき) 非売品

筒描き 寺子屋図まねき顔のアップ

寺子屋図:勉強の絵が、節句に描かれた意味

筒描き 寺子屋図まねき 江戸後期~明治初期01
  • 題名:寺子屋図小旗(まねき)
  • 時代:江戸後期~明治
  • 産地:不詳
  • 作者:無銘
  • 素材:木綿
  • 技法:筒描き
  • 寸法:約190×約33cm
  • 所蔵:いわき絵のぼり吉田

「学問に励んでほしい」という親心と世相

寺子屋図を子どもの節句に飾る理由は、「学問に励み、将来立派な人物になるように」という願掛けです。
これは、親の願いであるとともに、江戸時代後期の世相の反映でもあります。
なぜならば江戸後期にもなると、武家が実戦から離れて約200年経ちます。
町民文化や商業が発達し、武芸の鍛錬以上に、学問の重要性が説かれていました。

また、この絵のぼりを制作した紺屋(染物屋)は、絵が拙いかもしれませんが、子供たちを温かい眼差しで表情豊かに描いています。

ところで江戸時代には中国の説話が広まり、登場人物が中国風に描かれることがよくありました。
この絵のぼりでも、一人の子供が「唐子」として描かれているのが特徴です。

筒描き 寺子屋図まねき 江戸後期~明治初期02
筒描き 寺子屋図まねき 江戸後期~明治初期03

染物の技法筒描き

本作は「筒描き」という染物の技法で制作されており、この技法を用いた制作者は紺屋(染物屋)です。
特徴的な輪郭線は白線で表現されています。

筒描きの制作には、以下の2つのパターンが存在します。

  • 絵師がデザインを提供し、紺屋がそれに基づいて制作
  • 紺屋がデザイン制作から染めまでを、一貫して制作

この作品は、おそらく後者のパターンに属しており、作者の子供たちへの温かい目線がにじみ出ているようです。

いわき絵のぼり吉田 絵師辰昇(しんしょう)

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