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手描き武者のぼり制作いわき絵のぼり吉田 三代目絵師辰昇

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09.桃太郎図(のぼり) 宗興 非売品

桃太郎図幟 大正6年1917年 宗興 手描き01
桃太郎図(のぼり)(手描き)宗興。
大正六年五月節句十日前/1917年4月25日。
約290×35約cm。麻製。

絵のぼり吉田蔵

古式ゆかしい大正期の手描き節句(のぼり)

桃太郎図幟 大正6年1917年 宗興 手描き02

本作を入手当初は、江戸時代の作だと勘違いしていました。
なにしろ分厚い麻布(あさぬの)岩絵具(いわえのぐ)、花押まで記入してあり、布地はたいへん色焼けしています。

ところが破れた箇所の記載をよく観察すると、「応需大正巳六年五月節句十日前 宗興写」と読めます。
1917年(大正6年)4月25日に、宗興が求めに応じ制作」という意味で、絵のぼりのサイズ感、お名前、花押から想像すると、武家で飾られた品かもしれません(産地不詳)。
この記事からちょうど100年前の制作です。

桃太郎のお供に凛々しい犬、猿、(きじ)

桃太郎図幟 大正6年1917年 宗興 手描き03
桃太郎図幟 大正6年1917年 宗興 手描き04

大正期以降の絵のぼりは細部の描写が曖昧になっている例が多いのですが、本作では武具の具体的な描写にこだわりを感じ、そんな点も武家ゆかりかな?と思わされます。
桃太郎は主人らしくゆったり構えていて、犬、猿、(きじ)はそれぞれが闘争心ある凛々しい表情です。

いわき絵のぼり吉田 絵師辰昇(しんしょう)

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