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手描き武者のぼり制作いわき絵のぼり吉田 三代目絵師辰昇

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08.三番叟幟(さんばそうずのぼり) -江戸後期の節句祝い 非売品

三番叟図幟アップ

三番叟図幟:端午節句の祝いの幟旗

三番叟図幟 江戸後期 筒描き いわき絵のぼり吉田蔵
  • 題名:三番叟図幟
  • 時代:江戸後期/文政~天保年間(1818-1845)頃
  • 産地:不明
  • 作者:無銘
  • 素材:木綿
  • 技法:筒描き
  • 寸法:約370×約68cm
  • 所蔵:いわき絵のぼり吉田

三番叟図幟:能などの演目の絵柄

五月の端午節句にも使用された神聖な図

この江戸後期の絵のぼりは、輪郭線を白く染め残して表現する「筒描き」技法で制作されています。
その印象的な図柄は、能などで演じられる「三番叟」が描かれています。
ところで、三番叟といえば現代ではお正月のイメージですね。
しかし意外なことに、かつては五月の端午の節句にも使用されるなど、神聖な祝賀の図として広く愛されていました。
三番叟図幟 アップ

本作、筒描(つつが)き絵のぼりの制作年代は?

類似作品:メトロポリタン美術館の祭礼幟(文政10年/1827年)

この絵のぼりは、デフォルメされた能面と、躍動感あるポーズが特徴です。
興味深いことに、類似の作品を検索すると、メトロポリタン美術館所蔵の祭礼幟(さいれいのぼり)に似た作品を見つけることができました。
これらの絵の表現には共通点があり、メトロポリタン美術館の所蔵品は、若干詳細に描かれています。
なお、この祭礼幟は文政10年(1827年)に制作されたと記載されています。
したがって、本作もおおよそ文政から天保年間(1818-1845年頃)に制作されたと考えて良いのではないでしょうか。
デザインというものは、江戸時代においても流行り廃りのあるものでした。

いわき絵のぼり吉田 絵師辰昇(しんしょう)

→Wikipedia三番叟のページを見る

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