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手描き武者のぼり制作いわき絵のぼり吉田 三代目絵師辰昇

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11.江戸時代の素朴な鍾馗図幟(しょうきずのぼり) 無銘 非売品

鍾馗図幟 無銘 麻に手描き 江戸後期01
  • 題名:鍾馗図幟
  • 時代:江戸後期
  • 産地:不明
  • 作者:無銘
  • 素材:絹
  • 技法:肉筆(手描き)
  • 寸法:約93×約65cm
  • 所蔵:いわき絵のぼり吉田

江戸時代の鍾馗図幟:素朴な祈りの図像

鍾馗図幟 無銘 麻に手描き 江戸後期02

厄除けの神としての役割と庶民の祈り

今回ご紹介するのは江戸時代に飾られた素朴な鍾馗図幟です。
この絵のぼりは絹に墨で描かれ、厄除けの図像として用いられました。
未確認の情報ですが、どこかの神社で飾られていたものだとも伝え聞きます。
「鍾馗」様は、疫病除けや学問の神様として、民間で広く信仰されていた神様です。
本作に署名はないため、作者などについては不明です。
しかし、鍾馗様はかつて端午の節句祝いや神社の信仰として数多く飾られていました。
そのため、絵師による制作ばかりでなく、地域の人々が自ら描いた例も多かったようです。
本作のように、拙いながらも心を込めて丁寧に描かれた絵は、何となく見飽きない魅力があります。

江戸時代の絵のぼりに残る外国風のスタンプ

鍾馗図幟 無銘 麻に手描き 江戸後期03

民具の保存について

ところで、江戸時代の絵のぼりには、外国風のスタンプが押されたものを稀に見かけます。
これらのスタンプは、過去にアロハシャツなどの生地材料として、市場に流通した時に押されたものです。
実際、画家による素晴らしい絵のぼり作品にもスタンプが押されていた例があります。 その結果、貴重な作品が数多く失われたのではないかと思われます。
過去の人々の生活の痕跡でありますので、このように素朴な作品も、後世に伝えたいものです。

いわき絵のぼり吉田 絵師辰昇(しんしょう)

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